ハードディスクの廃棄には注意が必要!
仮にパソコンが壊れてしまって起動しなくなっても、簡単に廃棄してはいけないと言うことです。
特に個人情報を扱う企業では、廃棄する際はハードディスクの中身を完全に消去してから廃棄することが大事です。
ハードディスクが壊れた場合であっても、サルベージのプロの手に掛かれば一部分のデータの取り出しはできてしまいますしね。
それが個人データだったら大変なことです。
こんな事件がありました。
一部引用(「東京消防庁のHDD、群馬で販売されていた」事件です‐事件ニュース:イザ!)
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東京消防庁武蔵野消防署境出張所で使用し、管内住民や署員の個人情報などが入ったパソコンの内蔵型ハードディスク(HDD)が群馬県内のリサイクルショップで販売されていたことが18日、分かった。HDDを購入した男性の情報提供で発覚した。同庁は「処分方法などを見直し、再発防止に努める」としている。
消防庁に非はなく、リース元の日立製作所がリサイクル業者に廃棄を依頼、そのリサイクル業者が廃棄せずに、何らかの理由で流出したしまったということらしいです。
さて、この事件。ハードディスクの廃棄の難しさを象徴している事件だと思います。
消防庁は、壊れてしまったパソコンを、業者に出して、ハードディスクを認識させ、確実に消去してから廃棄を依頼する義務があったのか。
それをすべきはリース元の日立製作所?
いや、リサイクル業者が再利用が効かなくなるまで破壊すべきだった?(当然これだ!)
結局、ハードディスクは生きていたから他のパソコンに入れて使っちゃったりしたんだろうか?
「大事なデータをゴミ箱から消去してしまった」でも触れたけど、消したと思っているファイルでもデータ復元ソフトウェア【ファイナルデータシリーズ】のようなソフトを利用すると、復元できてしまうケースもあるわけで、十分な注意が必要と言うことですね。
個人データ流出をなると、企業にとっては大ダメージ。
失った信用はなかなか回復はできません。
単純にハードディスクの中身を掃除するのであれば「ライフボート USBから使える クイック!ファイル抹消 」のようなソフトがインストール不要で使えるのでお手軽です。
単純にゴミ箱から消しただけでは消えたことにはなりませんので注意しなくてはいけません。
こういった消去を引き受ける業者さんもいらっしゃいますので、数が多いようならこういう業者さんを利用し、そのハードディスクがまだ使えるようだったらリサイクルの回すというのもいいですね。
カテゴリー:5. データ復旧の豆知識
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